モノリスからマイクロサービスへを読んだ。

この手の本を読み切るのは割と大変。

1日に1-2時間程度を読む時間に充てられるとして、毎日読むというわけではない。

結局読み始めてから読み終わるまで1ヶ月程度かかった。

ちなみに、この記事は書評ではない。

動機

2022年、こんな感じでスタートしますという記事で少し書いたけれども、マイクロサービス化することで、あるいはモノリスからマイクロサービスに移行する過程の知見を得ることで、今抱えている課題を解決する手助けになるのではないか。

その辺が動機でこの本を手に取った。

感想

本の概要については、目次を見るとわかりやすい。

大枠の流れとしては、こんな感じ。

  • マイクロサービスとは何か
  • モノリスとは何か
  • モノリスからマイクロサービスへの移行計画をどのように立てるか
  • モノリスをどのように分割するか
  • データベースをどのように分割するか
  • マイクロサービスに移行した後でどのような課題が起こりうるか

マイクロサービス化は銀の弾丸ではなく、どちらかというとマイクロサービス化を検討する過程で、自分達の解決したい問題とコンテキストを十分に理解して、選択肢を評価して前進することが重要そう。

コンテキストというのは、開発組織の構造だったり規模だったり、あるいはプロダクトを構成するサービスの数だったり、いろいろ。

また、アジャイルな姿勢で段階的に導入してみて、フィードバックを得ながら進めることも重要だという感じ。

当然ではあるのだけど、なんとなくマイクロサービス化してみる、やってみたいから、みたいな理由で取り組むようなものではなく、

重要なのは自分達の解決したい課題を深く理解してよりよい解決策を選択すること、小さく試してより良い解決策を見出していくこと、そしてその選択肢の一つとしてマイクロサービス化の知見が役に立ちそう。

次は巷のマイクロサービス化の事例に目を通してみると、自分達の取りうる選択肢に関する知見が拾えるかもしれない。

そんな感じ。

Last modified: 2022年2月5日